ひぐらしの鳴く頃に。
そういったタイトルの同人ゲームがある。
アニメ化もされ、PS2でも最近ゲーム化された。
同人で爆発的人気を得て、アニメ化、コンシューマー化されたということで友人の間でも話題になっていた。
はっきりいって悠は絵柄をみてパスした。
同人ゲーム版のね。
絵柄が好みじゃなかった。
ゲームをするのに、どんなに優れている、シナリオ、音楽があったとしても、グラフィックが受け付けなければ出来ないものだ。
だから今まで敬遠していた。
しかしあまりにも周りが「ひぐらし色」だったので(PS2版が発売されたからなのかな)とりあえずアニメを先にみて、同人ゲーム版をやってみることにした。
ということで今回はアニメ版の感想。
今回レンタルしたのは1~5巻。
同人ゲーム版と違い絵がまず綺麗である。
この絵だったら見れる。 そう思った。
同人ゲームは通販で頼まないとないらしいのでもうしばらくかかるだろう。
家の近所に売っている所がないんですよ。
ということでまずはアニメを・・・
ちなみに1巻に鬼隠し篇の1~3話が。
2巻に鬼隠し篇の4話と綿流し篇の1・2話が入っています。
なんつうかうまい具合にDVDで話が分かれてて商売根性?(笑)と勘ぐってしまいます。
まず音楽。
音楽はとても良いと思う。
歌もなかなか耳に残り、メッセージ性が強くmp3プレイヤーにほしいな。と思った。
次に場面場面での音楽もなかなか、好きなタイプの音楽である。
効果音の使い方はなかなか秀逸だとは思う。
言うなればジョーズ・ジェイソンタイプ。
場面の切り替えと共に効果音の強弱をつけるタイプ。
嫌いではない。
ただ、やはりアニメ。
無理に過剰な効果音と場面切り替えの演出が多い。
今後のホラーチックな展開にもっていくために・・・・だろうか。
演出は簡単に言えば最近の「萌」?というのであろうか?
そういったのを意識したラブコメ調のキャラ同士の掛け合い、そしてそれに安心しきって視聴していると、途端に声のトーンが変わったり、表情が変わったりと演出部分の肝を押さえていると思う。
そういう意味では声優さんもうまいし、音楽の区切り方、声のトーンの仕方もうまいとは思う。
また最初は日常生活を描きながら、徐々に謎を小出し小出しにしていく手法は、人をひきつけやすいと言える。
まあ注文というか、ため息がでたという部分は多少なりともある。
それは各キャラクターに語尾があること・・・・
同人の定番なのか、萌の定番なのかはわからないが一般的な標準語ではない。
いやほら、どんなゲームにも一人二人ぐらいしゃべり方がおかしい女性は存在する。
だけど1話を見ただけですでに3人はおかしい。
まあ気にしなければいいといえば、気にしなければいいのだが。
それは一種の「売る」ための萌要素としての演出なのか(萌えるかどうかわからんが)、はたまた、このあとに続く謎への複線なのか(言葉使いが謎への複線に繋がる可能性も視野に入れる)
まだおもしろいシナリオかどうかはわからない。
ただ、こういう無理やりっぽいラブコメ調ははっきりいってもうげんなりである。
例え、あとでホラーチックになるとはいえ、そのコントラストをはっきりさせるためだとしても。
そう、言うならば、無理やり感がある感じがするのです。
あとのホラーチックなシナリオを際立たせるためにわざわざラブコメ調の演出を無理やり入れている。
そういう作為的な感じがして白けてしまう。
また、都会から切り離された村というものは閉鎖的で、何らかのしきたりやら祟りやら民間信仰などがあるものである。
そしてまた、村人同士も「外」から来た人間には表面的には仲良くなっているが「秘密」を持っていることも少なくない。
これらの演出は他の同じような状況のゲームやアニメ・ドラマなどでも良く見られる演出の一つだとおもう。
にしても主人公のこの喜怒哀楽の激しさはなんだろう。
例えば2話の最初のシーンでナタを持ったとある人を見たときのあの驚きよう。
いくら記事を見ていたとはいえ、見ている視聴者からしたら「おいおい、驚きすぎでしょ」といわざるをえない。
もう少し演出を抑えて、冷や汗を出して心の声で自問自答するぐらいがよかったのではないか、と思ってしまう。
無理やりラブコメ調からホラーチックにしてそのコントラストで演出するんではなく、ラブコメ調だけならラブコメ調、ホラーチックだけならシリアス調だけにするとかしたほうが良かった気はする。
とりあえず3話の演出には少しひいた。
どうひいたかというと・・・
まるでタモリの世にも奇妙な物語を見ているみたいだった。
ちゃっちい・・・・・
いや、ほらもっと演出の使用はあったんじゃなかろうか。
なんか無理やり過剰演出している感が否めない。
これもシリアス場面、ホラー場面、謎場面を盛り上げる演出の一部なのか。
それとも単なる製作者側の悪ふざけの一部なのか。
追記
とりあえず鬼隠し篇全てを見て見た。
起承転結していてお話としては面白かったといえる。
まあでも・・・・
最近の流行なのですかね・・
精神的なものを出してくるのは。
エヴァンゲリオン辺りから頻繁に出てくるようになってきましたよね。
精神世界のお話。
また、文字の羅列。
うーん・・・
嫌いじゃないんですよ。
ただ・・・あまりにも最近多すぎてちょっとげんなり気味です。
鬼隠し篇を見た感想だと、まだまだ謎が多く、続く。
そんな感じでした。
ですが・・・・・
あまりにも無意味ともいえるほどの精神異常的な描写はおなか一杯だったりする。
次に綿流し篇が始まるらしいのでそこでも何か述べたいと思います。
どうやら同じ場所、同じ時代、同じ登場人物によるアナザーストーリーらしい。
まあ簡単に言えば、こうやって同じ舞台で別のシナリオを見せていき、積み重ねていくタイプの物語らしい。
うーんますます・・・あのゲームを思い出してしまう・・・
長くなりましたがまた続くと思います。
続きに本音がほろりとw
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